赤ちゃんの下痢の対処法
赤ちゃんの下痢の対処法
赤ちゃんの便は大人の便とは異なるやわらかな形状をしているので、下痢との区別がつけにくいものです。
赤ちゃんの下痢の中には重篤な疾患からのサインであることもあるので、便の色がいつもと異なるような場合には母子手帳に挟まれている便色カードを参考にしてください。
便色カードは平成24年4月以降の母子手帳とともに配布されているもので、インターネット上で見かけるものの使用は止めましょう。これはモニターの色調によってカードの色味と異なってしまう恐れがあり、便色カードの色が変化しないような技術が施されています(※経年劣化はあるので、陽のあたらない所で保管を)。
便色カードは主に胆道閉鎖症という疾患のサインに気付くことがありますが確定診断に至るものではないので、疑わしい便の色が見られた時には必ず、医療機関を受診しましょう。
赤ちゃんの下痢に特徴的な色が見られた時には
赤ちゃんの下痢に特徴的な黒緑色や赤いような色を確認した場合には、それらが付着したおむつを持って医療機関を受診してください。これらは細菌やウィルス感染の恐れがある下痢だからです。
冒頭で紹介した胆道閉塞症では灰白色と呼ばれる便が確認されますが、想像が出来ない色味なので便色カードの使用が勧められています。
下痢に特徴的な色が見られない場合でもだんだんと元気がなくなってきたり、水を飲みたがらないといった状態が続く場合には脱水の恐れがありますので、必ず医療機関を受診しましょう。
赤ちゃんが下痢をしても機嫌がよく、症状も治まってくるようであれば赤ちゃんのペースに合わせて水分補給を行いましょう。赤ちゃんのペースに合わせて母乳や湯冷まし、麦茶、イオン飲料などその子の様子を見ながら少しずつ口に含ませてあげてください。
赤ちゃんの下痢は冬の寒く乾燥した季節に起こしやすいので、下痢がみられた時は異常が感じられないか確認をし、迷った時は医療機関で相談を行いましょう。